MENU
アーカイブ

「なんでできないの!」つい叱ってしまったその日、実は子どもの人間性が育つチャンスだったかもしれません

  • URLをコピーしました!

テストで思うような点が取れず、ふてくされている我が子。友達とうまくいかず、不機嫌な顔で帰ってきた我が子。そんな姿を見ると、つい「早く元気にさせてあげたい」と焦ってしまいますよね。

でも、ちょっと立ち止まって考えてみたいんです。うまくいっているときより、うまくいかないときこそ、実はその子の本当の姿が表れているのかもしれません。

目次

「良くないとき」に、その子の本質が見えてくる

誰でも、調子がいいときは優しくいられます。笑顔でいられるし、人にも寛容になれます。でも、不安や怒り、孤独を感じたとき、その人の本当の部分が試されるんですよね。これは大人も子どもも同じです。

失敗したとき、誰かのせいにするか、自分で受け止めようとするか。誰かに嫉妬したとき、悪口を言ってしまうか、自分の気持ちをどうにか整えようとするか。やる気が出ないとき、周りに当たってしまうか、自分なりに立て直そうとするか。

こうした瞬間の行動に、感情をコントロールする力や、人の気持ちを想像する力、自分を大切にする気持ちが表れます。数字では測れないけれど、その子の人生を支えていく大切な土台。これを「非認知能力」と呼びます。

つらい場面こそ、育つチャンスになっている

子どもがつらそうにしていると、大人はすぐに「解決してあげたい」と思ってしまいます。その気持ち自体は、とても自然で優しいものです。

でも、すぐに困難を取り除いてしまうと、実は成長のチャンスまで一緒に取り除いてしまうことがあるんです。

「今、自分はどう感じているんだろう」と気づく力。落ち込んでも、また立ち直れる力。気持ちを自分で整える力。自分も他人も大切にしようとする姿勢。

これらは、一度うまくいった経験だけでは育ちません。悔しさや悲しさ、苦しさを、自分の中で少しずつ消化していく過程で、じわじわと育っていくものなんです。

大人の「うまくいかないとき」も、実は見られています

ここで、忘れずにいたいことがあります。子どもは、大人がうまくいっているときだけでなく、うまくいかないときの姿もしっかり見ているということです。

イライラして怒鳴ってしまったあと、「ごめんね」と素直に謝る。予定が崩れたとき、「どうしたらうまくいくか、一緒に考えよう」と切り替える。体調が悪いとき、「今日はお手伝いお願いできる?」と素直に助けを求める。

こういう姿を見せることで、子どもは「人は完璧じゃなくていい、工夫しながら乗り越えればいいんだ」と学んでいきます。感情に流されすぎず、うまく付き合っていく姿。これこそが、何よりの手本になるんですね。

子どもが落ち込んでいるとき、どんな言葉をかけたらいいのか

「何て言えばいいんだろう」。子どもが落ち込んでいる姿を見ると、つい言葉に迷ってしまいますよね。正解は一つではありませんが、いくつかの視点をお伝えします。

まず、「つらかったね」と気持ちをそのまま受け止めてみてください。感情を否定されなかった経験は、自分を大切に思う気持ちの土台になります。

「その気持ち、わかるよ」。共感の一言は、人とつながる力の第一歩になります。

「どうしたらよかったと思う?」。この問いかけが、自分で考える機会を作ります。

「また一歩、進めるよ」。未来に目を向けた一言が、また立ち直る力の種になっていきます。

内容が難しくても、実は子どもにとって大事なのは、「自分を信じてくれている」「一緒にいてくれる」という感覚そのものだったりします。言葉の正しさより、そこにある温度が、案外一番効いているんですよね。

失敗も怒りも、育ちの材料にできる

「良くないときにこそ人間性が出る」。これは単なる格言ではなく、子どもの成長を考える上で、本当に大切な視点だと思うんです。

失敗したからこそ見えてくる課題。うまくいかないときにこそ育つ力。落ち込んだときにかけてもらった言葉が、その後の人生をずっと支える財産になることもあります。

私たち大人にできることは、うまくいかない瞬間にも「育ちのチャンス」が隠れていると信じて、そばにいることです。

今日、お子さんが、あるいは教室の子どもたちが、しんどさを抱えているなら。その瞬間にこそ、人間性を育てる小さな芽が育っているのかもしれません。


質問に答えてAI分析する家庭向けレポート作成ツール、家庭完結型「お子さまのトリセツ」のnote記事
▶https://note.com/kidsla_jp/n/nb37f025bb952

文科省や各自治体の指標を基にした教員ツール「教員自己分析・内省カルテ:自分のためのリフレクションとキャリアデザイン」のnote記事 ▶https://note.com/kidsla_jp/n/ndf777e987983

学習指導要領の趣旨(主体的・対話的で深い学び等)を基にした教員ツール「授業デザインメーカー:学級の実態から授業構成・板書・評価を考える」のnote記事▶https://note.com/kidsla_jp/n/n4280716ee931

キッズ学習アドバイザーでは、子どもの発達や学習支援に関する情報を多数発信しています。ぜひ、関連記事もご覧ください!
ブログ記事:https://kidsla.jp/blog/
note:https://note.com/kidsla_jp

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次