MENU
アーカイブ

子どもがやる気を出して学習する秘密!5つの段階でするする夢中モードへ

動機付けにおける5つの段階

子どもがやる気を出して学習する秘密!5つの段階でするする夢中モードへ

「なかなか宿題を始めない…」 「集中力が続かなくて…」

お子さんの学習意欲に関する悩みを抱えていませんか?

子どもが進んで机に向かう姿は、親であれば誰もが夢見ることでしょう。しかし、現実はなかなか思うようにいかず、ヤキモキしている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、子どものやる気を引き出すための「モチベーションの5段階」という考え方をご紹介します。

段階ごとに具体的な方法を解説していくので、ぜひ最後まで読んで、お子さんに合った学習方法を見つけてみてください。

この記事を読めば、

  • お子さんのやる気を引き出す具体的な方法がわかります
  • 年齢や発達段階に合わせた声かけ、環境作りが学べます
  • 親子で楽しく学習に取り組めるようになります
  • お子さんの自信や自己肯定感を育むことができます
  • 将来にわたって役立つ「学ぶ力」を育むことができます

など、多くのメリットがあります。

親子で笑顔あふれる学習時間を手に入れましょう!

目次

モチベーションの5段階って?

モチベーションの5段階とは、アメリカの心理学者エドワード・L・デシとリチャード・M・ライアンによって提唱された「自己決定理論」の一部です。

この理論では、人のモチベーションは外的報酬だけに依存するのではなく、内的動機づけによって高まるとされています。

学習におけるモチベーションの5段階は以下の通りです。

  1. 興味・関心: 学習内容に対して興味や関心を抱く段階
  2. 関連付け: 学習内容と自分の経験や目標を結びつける段階
  3. 自信: 学習内容を理解できる自信を持つ段階
  4. 達成感: 学習目標を達成し、満足感を得る段階
  5. 内発的動機: 学習自体を楽しめるようになる段階

これらの段階を順番にクリアしていくことで、子どもはより主体的・意欲的に学習に取り組めるようになると考えられています。

【段階1&2】 興味を引き出す魔法をかけよう!

最初の関門は、なんといっても「興味・関心」を引き出すこと!

「つまらない」「難しい」と感じてしまうと、学習意欲はなかなか高まりません。

そこで効果的なのが、

  • 実験やゲームを取り入れる
  • 子どもの好きなキャラクターと関連付ける
  • 物語やクイズ形式で学習内容を伝える

など、子どもがワクワクするような工夫です。

例えば、歴史が苦手な子には、時代劇やアニメをきっかけに歴史上の人物に興味を持ってもらう方法があります。

また、「なぜ?」「どうして?」と疑問を抱くように促すことも重要です。

日常生活の中で疑問を見つけて、親子で一緒に調べてみるのも良いでしょう。

学習内容と日常生活との関連性を示すこと も、子どもが「自分ごと」として捉えるために有効です。

例えば、

  • 料理と算数: 材料の分量を計算したり、お菓子作りを通して分数を学んだり
  • 歴史と旅行: 旅行先で史跡を訪れたり、歴史上の人物について調べたり
  • 理科と自然観察: 公園で植物や昆虫を観察したり、天気の変化を記録したり

といった具合です。

このように、子どもの身近なものと関連付けることで、学習意欲を高めることができます。

【段階3&4】 「できた!」を積み重ねて自信と達成感を育む

学習内容に興味を持てたら、次は「自信」と「達成感」を積み重ねていきましょう!

そのためには、小さな目標設定達成を繰り返すことが重要です。

最初からハードルの高い目標を設定してしまうと、子どもは「難しい」「できない」と感じてしまい、やる気を損なう可能性があります。

まずは、簡単にクリアできる目標を設定し、「できた!」という成功体験を積み重ねさせてあげましょう。

また、「前より集中できるようになったね!」「難しい問題に挑戦してるね!」といったように、子どもの努力や成長を具体的に褒めてあげることも大切です。

結果だけでなく、プロセスを評価することで、子どもの自己肯定感を育むことができます。

ご褒美の活用も効果的ですが、注意点があります。

ご褒美ばかりを目的にしてしまうと、学習意欲が低下する可能性があるので、「頑張ったらご褒美がもらえる」のではなく、「頑張ったこと自体を認め、褒めてもらう」という経験を重視することが大切です。

【最終段階】 学ぶって楽しい! を実感させる

最終段階は、子どもが 学習自体を楽しめるようになる ことです。

これが達成できれば、子どもは自ら進んで学習に取り組むようになり、一生涯にわたって学び続けることができます。

自主性を育む環境作り も重要です。

例えば、

  • 学習計画を一緒に立てる
  • 学習方法を自分で選ばせる
  • 間違えた問題を分析し、克服方法を一緒に考える

など、子どもが主体的に学習に関われるように促しましょう。

また、学習を通して得られる喜びや成長を親子で共有することも大切です。

例えば、

  • 新しい発見を一緒に喜ぶ
  • 努力を認め合い、共に成長を実感する
  • 読書感想文や自由研究など、子どもの作品を積極的に褒める

など、親が子どもの学習に寄り添い、共に楽しむ姿勢を示すことが重要です。

まとめ: 5つの段階で、子どものやる気を最大限に引き出そう!

この記事では、子どもの学習意欲を高めるための「モチベーションの5段階」について解説しました。

これらの段階を意識しながら、お子さんに合った学習方法を見つけていきましょう!

そして、親子のコミュニケーション を大切にすることを忘れずに。

お子さんの興味関心を引き出し、努力や成長を認め、喜びを共感することで、子どもは「学ぶって楽しい!」と感じるようになります。

ぜひ、今日から実践して、お子さんのやる気を最大限に引き出してください!

アーカイブ

動機付けにおける5つの段階

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

小学校教員・教育相談員を経験してきた学習アドバイザー
スポーツ少年団やクラブチームの指導を行ってきた、日本スポーツ協会公認クラブマネジャー・スポーツ指導員
フリースクールやケアハウスで学習・生活支援を行ってきたボランティア活動員

目次