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【不登校とゲーム・スマホ問題】一日中ゲームでも大丈夫?見守るだけでは危険な理由と親の正しい関わり方

朝日
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不安を感じている保護者の方へ

「一日中ゲームばかり…」
「スマホを手放さない…」
「このまま放っておいて本当に大丈夫なの?」

不登校の子どもを見守ろうと決めたものの、ゲームやスマホに没頭する姿を見ると、保護者の不安は大きくなります。注意すれば関係が悪くなるのではないか。かといって何も言わなければ、生活がどんどん乱れてしまうのではないか。多くの家庭がこの葛藤の中にいます。

この記事では、38年間教育現場で子どもたちと関わってきた経験をもとに、「不登校の子どもがゲームやスマホに依存しやすい理由」と「見守りと放置の違い」、そして「家庭でできる具体的な関わり方」を解説します。

読み終えたとき、ただ見守るしかないという無力感が、「今できる関わり方」へと変わることを目指しています。

※映像制作の一部にOpenAI『Sora』を活用しています。

不登校の子どもがゲームやスマホに没頭する理由

不登校になると、生活の中心だった学校という環境が突然なくなります。友人関係、授業、行事など、日常のリズムを作っていた要素が一度に消えてしまうのです。

その空白を埋める存在になりやすいのが、ゲームやスマートフォンです。

ゲームの世界では、努力すれば成果が出ます。レベルが上がる、仲間ができる、達成感を得られる。現実の学校生活で傷ついた子どもにとって、それは安心できる場所になることがあります。

また、SNSや動画は孤独感を和らげる役割も果たします。自分の部屋にいながら世界とつながっている感覚を持てるからです。

つまり、ゲームやスマホは単なる娯楽ではなく、子どもが心のバランスを保つための「避難場所」になっている場合があります。

この背景を理解せずに強く制限すると、子どもは唯一の逃げ場を奪われたと感じてしまうことがあります。

「見守る」と「放置」はまったく違う

最近よく言われる「見守り」という言葉ですが、ここには大きな誤解があります。

見守るとは、何もしないことではありません。

本来の見守りとは、子どもの状態を理解しながら、必要な支援を静かに続けることです。一方で放置は、状況を把握しないまま時間だけが過ぎていく状態です。

たとえば、ゲーム時間が長くなっている場合でも、ただ叱るだけでは根本的な解決にはなりません。しかし、完全に自由にしてしまうと、昼夜逆転や社会的孤立が深刻化する可能性があります。

重要なのは、子どもと関係を保ちながら生活のバランスを整えていくことです。

「ゲームをやめなさい」と言うのではなく、「今日はどんなゲームをしているの?」と興味を持つこと。そこから会話が生まれます。会話が生まれれば、親子の信頼関係も少しずつ回復していきます。

関係が保たれている家庭では、子どもは少しずつ現実の世界にも目を向け始めます。

生活リズムを整えることが回復の第一歩

ゲームやスマホの問題で最も注意したいのは、生活リズムの崩れです。

深夜までゲームをして昼まで寝る生活が続くと、体内時計が乱れ、気力や集中力も低下してしまいます。これは不登校の長期化にもつながる可能性があります。

ただし、急に生活リズムを変えることは簡単ではありません。無理に朝起こそうとしても、親子の衝突が増えるだけになってしまうことがあります。

そこで大切なのが、小さな改善です。

たとえば
・朝カーテンを開けて光を入れる
・一緒に朝食を取る
・短時間でも外に出る
・家の手伝いを頼む

こうした小さな行動が、生活リズムを整えるきっかけになります。

また、家庭内での役割を持つことも大切です。ゴミ出しや買い物など、簡単なことで構いません。「自分は家庭の中で役に立っている」という感覚が、自己肯定感を回復させます。

子どもが変わり始める家庭の共通点

長年多くの家庭を見てきて感じるのは、子どもが少しずつ回復していく家庭には共通点があるということです。

それは、子どもを「問題のある存在」として見ないことです。

学校に行けていない状態だけを見てしまうと、どうしても「何とかしなければ」という焦りが強くなります。しかし子ども自身も、動けない自分に苦しんでいることが少なくありません。

そのため、まず必要なのは安心できる家庭環境です。

「学校に行けるかどうか」で子どもの価値を判断しないこと。
小さな変化を見つけて言葉にすること。
失敗しても責めないこと。

こうした関わりが続くと、子どもは少しずつ外の世界へ目を向け始めます。

ゲームやスマホに向かっていたエネルギーが、やがて別の興味や活動に移っていくことも珍しくありません。

大切なのは、「今の姿が永遠に続くわけではない」と理解することです。

不登校の時間は、子どもが心を回復させるための期間でもあります。そしてその回復の土台になるのが、家庭の安心感です。

「一日中ゲームとスマホ…」と感じる日々は、保護者にとってつらいものです。しかし、その姿の奥には、まだ回復途中の心があります。

ただ見守るだけではなく、関係を保ちながら生活を整えていく。その積み重ねが、子どもの未来をゆっくりと変えていきます。

焦らなくても大丈夫です。
小さな変化は、必ずどこかで始まっています。


キッズ学習アドバイザーでは、さらに深掘りした内容をnoteで公開しています。

ぜひご覧ください。⇒note:https://note.com/kidsla_jp

朝日

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