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子どもに教えたいスポーツ・インテグリティ:意味、重要性、実践方法

スポーツ・インテグリティ

お子さんがスポーツに熱中している姿は、本当に輝いています! 泥だらけになって練習したり、試合で全力を尽くす姿を見ていると、私も元気をもらえます。

「最後まで諦めない」「相手を思いやる」といったスポーツマンシップは、スポーツを通して子どもが学ぶ大切な価値観です。

しかし、近年注目されている「スポーツ・インテグリティ」という考え方は、スポーツマンシップよりもさらに広い範囲をカバーし、子どもたちの健全な成長を支える上で重要な要素となっています。

この記事では、スポーツ・インテグリティの意味や重要性を分かりやすく解説し、親子で実践できる具体的な方法をご紹介します。

目次

スポーツ・インテグリティってなに?

スポーツ・インテグリティとは、「スポーツの公正さ・誠実さ」を守るための倫理観や行動規範のこと。

フェアプレー、ルール遵守、相手へのリスペクトなど、スポーツ本来の価値観を体現することが求められます。

例えば、

  • ドーピング: 禁止薬物を使って能力を向上させる行為
  • 八百長: 意図的に試合結果を操作すること
  • 暴力・ハラスメント: 言葉や態度で相手を傷つける行為
  • 審判への不正行為: 判定に影響を与える目的で行われる行為

などは、スポーツ・インテグリティを大きく損なう行為です。これらの行為は、スポーツの結果だけでなく、スポーツに関わる人々の信頼や、スポーツそのものの価値を傷つけてしまう可能性があります。

なぜスポーツ・インテグリティが大切なの?

スポーツは、競い合う楽しさ、達成感、チームワークの大切さなど、子どもたちに多くの学びを与えてくれます。

しかし、不正が横行するスポーツでは、本来の楽しさや感動は失われてしまうでしょう。

スポーツ・インテグリティを守ることで、競技者はもちろん、応援する人、サポートする人、すべての人々が気持ちよくスポーツを楽しむことができます。

また、スポーツ・インテグリティは、子どもたちの将来にとっても重要な意味を持ちます。

フェアプレー精神、ルール遵守、相手へのリスペクトといった価値観は、社会に出ても求められる大切な力となるからです。

どうすれば実践できる?:親子で考える、スポーツ・インテグリティ

スポーツ・インテグリティは、特別なものではありません。毎日の生活の中で、少し意識を変えるだけで実践することができます。

子どもができること

  • ルールを守る: どんなに小さなルールでも、守ることを心がけましょう。
  • 正々堂々戦う: 勝つことだけを目的とせず、フェアな態度で試合に臨みましょう。
  • 相手を尊重する: 試合相手や審判、応援してくれる人など、周りの人に感謝の気持ちを持ちましょう。
  • 努力を続ける: 結果だけでなく、努力する過程も大切にしましょう。
  • 困ったことがあれば相談する:アンフェアなことや、困ったことがあれば、信頼できる大人に相談しましょう。

保護者・指導者の方へ

  • 模範となる行動を: 子どもは、大人の行動をよく見ています。フェアプレー精神や、相手へのリスペクトを忘れずに、模範となる行動を心がけましょう。
  • 対話を重ねる: スポーツ・インテグリティについて、日頃から子どもと話し合う機会を持ちましょう。
  • 子どもの努力を認め、褒める: 結果だけでなく、努力する過程を認め、褒めてあげましょう。

まとめ:スポーツ・インテグリティで、スポーツをもっと楽しく!

スポーツ・インテグリティは、スポーツを楽しむ上で決して欠かすことのできないものです。

子どもたちがスポーツを通して、健全な心身を育み、将来、社会で活躍できる人間に成長していくために、スポーツ・インテグリティについて、親子で一緒に考え、行動していくことが大切です。

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この記事を書いた人

小学校教員・教育相談員を経験してきた学習アドバイザー
スポーツ少年団やクラブチームの指導を行ってきた、日本スポーツ協会公認クラブマネジャー・スポーツ指導員
フリースクールやケアハウスで学習・生活支援を行ってきたボランティア活動員

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