学校で働いていた頃の夢をしばしば見ます。
未練はないと思っていても、心の奥には何かが残っているのかもしれません。
現実的に考えると、現場で働くための体力はなく、現在の学校教育に対して魅力を感じなくなっています。
学級担任の業務は、子供たちの登校から下校までほとんど休憩を取ることができない状況で行われます。
児童を下校させた後も、曜日によっては職員研修や各種会議、打ち合わせがあり、その後に事務処理や教材研究を行う必要があります。
経験豊富な教員は効率よく業務を進めることができますが、若手の教員は事務処理や教材研究に多くの時間を要します。また、ICT等の機器操作が苦手な教員も同様に時間が掛かることが多いです。家庭の事情で早く退勤しなければならない教員は、仕事を自宅に持ち帰って行うことになります。
子供たちを相手にする仕事であるため、家庭との連携を図りながら健康や安全管理に努め、子供に応じた生活や学習指導を行う必要があります。
集団生活を送る中で子供同士のトラブルも発生するため、管理職に報告し、双方の意見を聞いて問題解決に努め、その結果を両方の保護者に伝えることも求められます。
40代後半から学級担任を務める機会は減りましたが、病気休暇を取得された先生の代わりに短期間の勤務を数回経験しました。
子供たちとの関わりを通じて大きなやりがいを感じましたが、帰宅後には深い疲労感に襲われたことを思い出します。
現在は、専科の先生を配置することで空き時間を確保し、校務支援システムを活用して事務作業の効率化が進められていますが、学級担任を務めるには体力と精神力が不可欠です。
中途半端な取組では、子供たちや同僚に対して不便を強いる可能性があります。 私の現状では、学級担任の仕事を遂行することは非常に困難です。