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答えを教える前に、5秒待ってみる。子どもの「考える力」を育てる、親のちょっとした関わり方

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難しい問題にぶつかった時、あなたはどうしていますか。すぐに答えを探しに行きますか。それとも、いったん立ち止まって、自分の頭で考えてみますか。

これからの時代、子どもに本当に必要なのは、知識の量よりも「考える力」だとよく言われます。とはいえ、この力、どうやって育てればいいのか。問題集を山ほど解かせれば身につくかというと、正直それだけでは足りません。

この記事では、子どもが自分の頭で考え、自分なりの答えを見つけ出す力を、家庭でどう育てていけるかをお話しします。読み終わるころには、明日からの声のかけ方が少し変わっているはずです。

目次

まずは、答えを教えずに待ってみる

子どもが何かに詰まっている姿を見ると、つい手を貸したくなりますよね。これは親心として自然なことです。ただ、その一言が、育ちかけていた考える力の芽を摘んでしまうことがあります。

おもちゃの組み立てに苦戦している我が子を想像してみてください。すぐにパーツを組んであげるのではなく、「どこが難しいのかな」「どうしたらうまくいくと思う?」と、まずは問いを投げかけてみる。子どもは自分の手と頭を動かしながら、少しずつ答えに近づいていきます。

もどかしいかもしれません。見ていて手が出そうになる瞬間もあるでしょう。それでも、子どもが自分の力で答えにたどり着くまでのその数秒、数分を、ぐっとこらえて見守ってみてください。この「待つ」という一手間こそが、思考力を育てる最初の一歩になります。

質問一つで、子どもの考えは動き出す

考える力を伸ばすには、質問の投げかけ方も大きく関わってきます。良い質問は、子どもの中で眠っていた発想を揺り起こします。

子どもが絵を描いていたら、「何を描いたの?」だけで終わらせず、「この色、どうして選んだの?」「この絵にはどんなお話があるの?」と、もう一歩踏み込んで聞いてみてください。自分の考えを言葉にする中で、頭の中がだんだん整理されていきます。

「もし〇〇だったら、どうなると思う?」という仮定の質問も、なかなか強力です。存在しない状況を想像することで、思考はぐんと広がり、柔軟な発想が育っていきます。

こういう質問を意識して増やしていくだけで、子どもの中に眠っていた考えが、少しずつ表に出てくるようになります。

机の上だけじゃない。体験そのものが学びになる

勉強といえば机に向かうイメージがありますが、それだけが学びの場ではありません。日常の中で五感を使う経験もまた、考える力を大きく育てます。

料理を一緒にすれば、材料の分量や手順を考える場面が自然と生まれます。公園に出かければ、虫や植物との出会いから、思いがけない疑問が湧いてくるでしょう。絵本を読み終えた後に、「主人公はどんな気持ちだったと思う?」「あなたなら、どうする?」と話しかけてみるのもいいものです。登場人物の気持ちに寄り添いながら考える経験は、机上の勉強では得にくいものです。

特別な教材を用意しなくても、日常のあちこちに学びの種は転がっています。それを見つけて、少しだけ足を止めてみる。それだけで十分です。

「自分がどう考えたか」を言葉にしてみる

子どもがどんなふうに考え、どうやって問題を解いているのか。それを本人が自覚できるようになると、思考力はさらに一段伸びていきます。

難しいパズルに取り組んでいる子どもに、「今、どんなふうに考えてる?」と聞いてみてください。自分の頭の中を言葉にする作業を通して、ぼんやりしていた思考が整理され、次の一手が見えやすくなります。

図や表に書き出すのも効果的です。マインドマップでアイデアを広げてみたり、順番を矢印でつなげて手順を整理してみたり。複雑に見えていたことも、目に見える形にすると、驚くほどすっきりします。

このように「自分の考え方を自分で見つめる力」のことを、専門的にはメタ認知と呼びます。少し難しい言葉ですが、要は「自分がどう考えているかに気づく力」のことです。この力は、勉強に限らず、これから先のあらゆる学びの土台になっていきます。

おわりに

答えを急がずに待つこと。良い質問を投げかけること。日常の体験を学びに変えること。そして、自分の考え方に気づかせてあげること。

どれも今日からできる、小さな関わり方の工夫です。子どもたちは、思っている以上に自分で考える力を持っています。あとは、その力が発揮される場面を、私たち親がどれだけ用意してあげられるか。まずは今日、答えを教える前に、5秒だけ待ってみませんか。


質問に答えてAI分析する家庭向けレポート作成ツール、家庭完結型「お子さまのトリセツ」のnote記事
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