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「もう治ったはずなのに、また同じところが痛いって言うんです」その繰り返し、実は防げるかもしれません

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捻挫が治って、やっと部活に戻れた。そう思った次の週、また同じ足首を痛めて帰ってきた。「せっかく治ったのに、なんで?」。そんな経験、スポーツをしている子どもを持つ保護者なら、一度は心当たりがあるのではないでしょうか。

実はこの「治ったはずなのに、また同じ場所を痛める」というパターン、スポーツ医学の世界では「三次予防」という考え方で説明がつきます。今日は、この少し聞き慣れない言葉を、子どものスポーツに置き換えてお話ししてみます。

目次

予防には、実は三つの段階があります

怪我をしないようにする工夫を「一次予防」。もし痛みが出たら早めに気づいて治療する工夫を「二次予防」。そして、一度治った怪我が二度と繰り返さないようにする工夫を「三次予防」と呼びます。

この三つ目、実はとても見落とされがちなんです。「痛みが引いたから、もう大丈夫」。そう思って元の練習量に戻した瞬間、同じ場所をまた痛めてしまう。子どものスポーツの現場では、驚くほどよく起きていることなんですよね。

なぜ、ここまで大事にしたいのか

一度の怪我なら、休んで治せば済む話かもしれません。でも、リハビリが不十分なまま復帰すると、同じ場所を再び痛めてしまう。そしてそれが繰り返されると、今度は前より深刻な状態になってしまうこともあります。

成長期の子どもにとって、これは単なる「痛い・つらい」だけの話ではありません。好きなスポーツを長く続けられるかどうか、その分かれ道になることもあるんです。だからこそ、「治った」で終わらせず、「元に戻らないようにする」ところまで、一緒に見届けてあげたいんですね。

段階を踏んで、体を戻していく

怪我からの復帰で一番核になるのが、リハビリです。医療の専門家と相談しながら、怪我の種類や程度に合わせたプログラムを組んでいく。筋力を戻すだけでなく、柔らかさや持久力を取り戻すことも含まれます。

ここで焦りは禁物です。「もう痛くないから、すぐ元の練習に戻れる」。そう思いたくなる気持ち、よく分かります。でも実際は、軽い運動から少しずつ段階を踏んで、体が新しい負荷に慣れる時間を作ってあげる方が、結果的に再発を防いでくれます。急がば回れ、まさにこの言葉がぴったりの場面です。

弱い部分を、日常の中で鍛えておく

怪我の再発を防ぐには、日頃からの体づくりも欠かせません。筋力トレーニングやストレッチ、心肺機能を高める運動。特に、過去に怪我をした場所や、もともと弱いと分かっている部分は、重点的にケアしておきたいところです。

「もう治ったから、特別なことはしなくていい」ではなく、「治った後こそ、少し丁寧に体と付き合っていく」。この意識の切り替えが、次の怪我を遠ざけてくれます。

心のケアも、忘れないであげたい

怪我をした後、体は治っていても、心の方はまだ怖がっていることがあります。「また同じところを痛めたらどうしよう」。そんな不安を抱えたまま無理にプレーを続けると、動きがぎこちなくなったり、思い切ったプレーができなくなったりすることもあるんです。

こういうときは、スポーツ心理学の専門家やカウンセラーに相談してみるのも一つの手です。心の負担が軽くなるだけで、驚くほど自然に体が動くようになることがあります。「痛くないから大丈夫」ではなく、「怖くないかな」という視点も、ぜひ持っておいてほしいところです。

一人で抱えず、周りと共有する

リハビリの進み具合や、体の状態。これは本人だけが知っていればいい話ではありません。コーチやチームメート、医療スタッフとしっかり共有しておくことで、みんなが同じ方向を見てサポートできるようになります。

「今日はここまで動けるようになった」「まだこの動きは避けた方がいい」。こうした情報がチーム全体に伝わっているだけで、無理な起用を防げたり、周りの理解も深まったりします。子ども一人に「頑張って治してきてね」と背負わせるのではなく、周りの大人がちゃんと橋渡しをしてあげたいですね。

「治った」の先にある、もう一歩

怪我から復帰するというのは、痛みが消えたら終わり、という単純な話ではありません。体をゆっくり戻し、弱い部分を丁寧にケアし、心の不安にも寄り添い、周りとしっかり情報を共有する。この積み重ねがあってこそ、子どもは同じ怪我を繰り返さず、好きなスポーツを長く楽しみ続けられます。

「もう治ったから大丈夫」。そのひと言の前に、「元に戻らないようにする」というもう一段階があることを、ぜひ知っておいてください。それが、子どもがスポーツの喜びを、これからも安心して味わい続けるための、大切な一歩になります。


質問に答えてAI分析する家庭向けレポート作成ツール、家庭完結型「お子さまのトリセツ」のnote記事
▶https://note.com/kidsla_jp/n/nb37f025bb952

文科省や各自治体の指標を基にした教員ツール「教員自己分析・内省カルテ:自分のためのリフレクションとキャリアデザイン」のnote記事 ▶https://note.com/kidsla_jp/n/ndf777e987983

学習指導要領の趣旨(主体的・対話的で深い学び等)を基にした教員ツール「授業デザインメーカー:学級の実態から授業構成・板書・評価を考える」のnote記事▶https://note.com/kidsla_jp/n/n4280716ee931

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ブログ記事:https://kidsla.jp/blog/
note:https://note.com/kidsla_jp

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